こんにちは。八櫻🐰です。『美しい彼3巻』
怖い場所から逃げたいなら走れ。
怖いものが追いつけないくらい、全力で走るしかないんだ。(野口)
イケメン俳優の清居と、写真家を目指す平良のラブラブなお話、第3弾。
清居はドラマで活躍しながら、舞台をやりたいと何度もオーディションを受けている。とうとう憧れの舞台監督から声がかかる。
しかし思うような演技ができず、ひとり悩むことに。。。
役になりきるため、20㎏の増量を決意。そんなたるんだ体は恋人の平良には見せられないと、同棲を半年間解消することにした。
それを聞いた平良は、、、絶望、、、もう生きられない、、、
でも清居の希望なら仕方がない。平良はカメラ師匠の野口の所で居候することに。
野口さんも言っていたけれど、恋人に太った姿を見せたくないってどんだけ乙女なんでしょう。
そして平良も、決して本質は変わらない。清居は清居でいつも美しい、100㎏太ろうが関係ないと言っています。
そう、これぞ”愛”ですよね。見た目じゃないんです!本物の愛ですね。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
平良は野口の元で手伝いながら、個展の準備を進める。大きな賞を学生のうちに獲らせたい野口の意向もあり、周りをがっちり固められていく。
自分を表現すること。自信がないけれどやるしかない。そう、清居も頑張っているのだから、俺も。
ここで平良は野口さんから言われた冒頭のセリフを思い出します。
二人とも周りにいる人たちに恵まれているなと思います。要所要所で支える言動を与えてくれる、大人たらしめる人々。
本人たちも若いなりに一生懸命考え抜いているからこそですよね。お互い素晴らしい。
自分の話になりますが「羨ましい」感情爆裂で、努力しないのに嫉妬深い性格と分析しています。そんな人間なので今まで本気で走ったことがないです。
それなら、これからやればいいじゃない!?若いうちじゃなきゃできない、とかなんとか考えずに、走ってみたらいいじゃない。
やらない理由ばかり考えて、結局怖いんですよね。その上自分の頭で考えるのが苦手で本当にやりたいことが分からない。
分からないならやってみて判断するしかないのに。考えているだけじゃ、やっていないのと一緒ですよね。
なんて、そんなことを考えさせてくれる作品でした。
この後番外編があります。本編はまだ続くのかな〜?という終わりかたでした。今後も期待です。