こんにちは。八櫻🐰です。本日は、実に興味深いタイトルのこちら。
フェロモン探偵全11冊合本版 【電子特典付き】 (講談社X文庫)
シリーズ11巻まで出ております。今回は1〜4の感想です!
夏川映(26)、探偵。童顔、華奢で低身長。美少年好き。
如月雪也(32)、本名・白松龍一。一時記憶喪失に。優秀な起業家。実家は極道。
記憶喪失男拾いました ~フェロモン探偵受難の日々~ (講談社X文庫)
映(アキラ)は、著名な日本画家の父と、旧華族の血をひく琴の師範である母の元に生まれ、その才能を引き継ぐ者。
日本画も琴も賞を獲るような腕前であるが、その事で縛られることを嫌い家出をする。
学生時代に探偵(元刑事)のアシスタントから始め事務所を立ち上げ、所長として悠々自適に暮らしていた。
その事務所前で、二月の寒空の中倒れている男性を拾う。
彼は何も覚えていない記憶喪失、映が”如月雪也”と名前をつけ同居まで始める。
実は翌日に雪也の記憶は戻っていたが、それは内緒にして探偵業を手伝うことにする。
1巻では知り合いの女性の次男が行方不明で、探して欲しいという内容でした。
その息子は女の子を使って稼ぎ、エスカレートしてヤクザに目をつけられ軟禁されていました。
血の繋がりのない母親に育てられ愛情不足など、悪事に手を染める要素もあるのですが、やはり悪いことは悪いのです。
学園潜入してみました ~フェロモン探偵さらなる受難の日々~ (講談社X文庫)
エスカレーター式の裕福な子女の通う学園内で自殺者が出る。
警察が調べきれないことを明るみにして欲しいと、担任教師と教頭が2人の元を訪れる。
潜入捜査で高校2年生に扮する映。10歳も年上とは思えないほど馴染んでいる。
美少年好き映の監視をしなくてはと、雪也も先生に扮して潜入。
(1巻で、あまりの映の妖艶さに我慢ができなくなり、雪也は手を出してしまった)
良い子の生徒ばかりに見えるクラスの子。それがなんと賭け事をしていた。その上勝つために、人を雇い相手を不能にすることまで行っていた。
裕福だからこその親の育てかたや、自分が手を汚さないことで事の重大さを認識しない学生など、唸らせられました。
若いうちは親が守ってくれるし、自分のせいではないと逃げる事もあります。が…人の立場に立てない、思いやりが持てないというのは恐ろしいものだと思いました。
浮気男初めて嫉妬を覚えました ~フェロモン探偵やっぱり受難の日々~ (講談社X文庫)
映は家出をしてから実家に戻っていなかったが、兄の拓也はどうしても連れ帰りたいと思っている。
実は雪也は拓也の学生時代の友達で、監視も含めて弟のそばに置いていたのだが、2巻の最後で拓也が事務所に突然現れ、映に全てバレてしまう。
映と雪也の関係も拓也の知るところとなり、それぞれに気まずい空気に包まれる。が映は絶対に家には戻らない、それは決めていると言い張る。
それならばと、親戚の問題を解決するように言われる。
ここで、複数の殺人事件が起きます!ミステリー感がさらに増してきました。
2人の魅力的なキャラクターが物語の先を知りたくなり、時間を忘れてページをめくっていました。
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夏川家の親戚である澤乃内家(鎌倉)では、アトリエにこもっていた長男が数年前、何者かに殺されていた。その上、彼の遺作である”初烏”という画に描かれた女性の目から血の涙が零れ落ちる、という不可解な話を聞く。
鎌倉のホテル生活。もちろん2人の情事もますます激しく〜(*゚▽゚*)
絵に描かれた人物を探すも警察もたどり着けず、暗礁に乗り上げていた。
澤乃内家に住む人々は複雑で、その上家政婦も入り込んできます。
資産があり裕福で何不自由なく見えるけれど、人間関係や金銭トラブルなど、目に見えない問題を抱えることになるのかな、と凡人の私は思うのです。
そして才能や出自を羨むのはそろそろ諦めよう、とも思います。表面だけを見ているに過ぎないのですから。
最後はあっと驚く展開も待っています!
それから、澤乃内には雪也が学生時代に付き合っていた彼女がいるのですが、ほんのちょっとだけ映は嫉妬した?ようですw
さて、次への布石は、、、なんと映の人生を変えた男性が海外から日本に戻ってくるようです。(兄の拓也の友達で、映の家庭教師だった人物)
恋人の秘密探ってみました ~フェロモン探偵またもや受難の日々~ 【電子特典付き】 (講談社X文庫)
兄の拓也は優秀で弟の映をベタ可愛がりする。そんな兄と、6つ下の妹に挟まれて育った。
中でも映は抜きん出た”日本画”と”琴”の才能を持つ。
そしてそんな兄たちを持つ妹、美月(22)。普通の感覚を持ち、まっすぐに育つ。
美月の友達に同性愛者がいるが、近頃付き合っている彼女の様子がおかしいと相談を受けていた。その件を映に依頼したいと訪れて来る。
映は兄に続き妹まで関わることに戸惑うが、力になることにする。
ここでも人間の汚い部分や欲を見ることになります。自分さえよければいい、そんな感情が見え隠れしています。
そして、いい子たちは決してそんなことはなく。人のために行動する人間もいます。
こうして文章に起こしていると、私という人間は、世間知らずだったり人に尽くせていなかったり自分さえ、だったりするなと気づきます。
そして色々学びがあると知れます。BLよ、ありがとう❤︎
話を戻して。
『恋人の秘密』についてはまだまだ全然探れていないのですが、映を変えた「蒼井秀一」という人物がちらっと顔を出しました。
しかし次巻はそちらの話ではなく、雪也の実家のお話(ヤクザがらみ)になりそうです。
ひとまずフェロモン探偵はこの辺りで、別の作品を読もうと思っています。
と、数冊読むと気分を変えたくなり別の作者へ〜という流れで読書しています。未読の本が山積みですが、また読みたくなった時に読めばいいじゃない、と思っています。
その間も次々購入してしまいそうな自分が怖いです。。。ちなみに一息入れたい時は漫画も読んでいます。
うぅぅーーー読みたいのが次々出てきていかんですよーーー。いいえ楽し過ぎです(´∀`)
ロシア編を読みたいので、8巻まで購入済みです。いつになるかなー。