こんにちは。八櫻🐰です。本日はこちら。
BLにハマる前から、どこかで聞いたことがあるタイトル。評価も高い!ということで購入したのですが、なかなか手をつけることができずにいました。
ところが読み始めたところ、とても面白くて一気読み!止まらなくなり連日の夜更かしコース汗
近藤誠一郎(29)…仕事人間。いわゆる社畜。聖女召喚に巻き込まれて異世界へ。
アレシュ(22)…ロマーニ王国第3騎士団長。
誠一郎は休日出勤の帰りに女子高生が渦のような何かに引き込まれていくのを目撃し、思わず手を取ってしまう。異世界にあるロマーニ王国という場所に引き込まれる。この国は瘴気浄化のため”聖女”を必要とし、それがたまたま誠一郎の目の前で連れ去られた女子高生だった。
聖女は役目があるため、召喚時に魔法や耐性などを得ていたようだが、巻き込まれただけの誠一郎は魔素・魔力に耐性のないまま召喚されてしまった様子。
誠一郎はじっとしているより仕事をしている方がいい、と前職でしていた経理の仕事を得ます。そこはただハンコを押すだけの「横流し課」と言われるほどの部署だったのですが…ここで力を発揮して次々改革を打ち出していきます。
急にきた異世界人にそこまで心を許せるのかな?とか、反発がもっとないのかな?とも思いますが、何事も一生懸命に進んでいれば誰かが見てくれている、ということでしょうか。
セイさんは本当に仕事ができる人のようです。
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魔素は飲食物、特に嗜好品に多く、さらには空気中にも含まれている。国民は幼児から魔素や魔力に触れているため、耐性がない人はほぼいない。
耐性のないと誠一郎はついに倒れてしまい、死ぬかもしれない…というところをアレシュに助けられる。
魔力酔いを浄化するのには、接触やいたすことが必要、のようでアレシュと関係を持ちます。その後も危なっかしいセイさんの世話をやいているうち、誠一郎を誰にも渡したくない、と思うようになり。。。
誠一郎本人は無理をしてでも仕事をこなし、アレシュに怒られ、それでも次々抱え込み、、、そんなに働けるってすごいなぁと関心します。誠一郎は国を良くするためではなく、自分が働きやすいように考えているだけのようです、が。なるほど。
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異世界から聖女を召喚したという王国の意見だが、今後も同じようなことが起きないために瘴気の元に結界を張り、鎮めることはできないかと誠一郎は提案する。聖女なしでも浄化できる方法を考えた。遠征にも浄化にも多額の費用がかかるため、その回数や無駄を省くことも考慮に入れて。まだ試用段階ではあるが、瘴気の問題も落ち着いた。
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遠征後、今度は教会の収支について調べることになった。膨大な魔力を有する場所に行くには、アレシュに結界を念入りに張ってもらわねばならない。
この頃にはアレシュが自分の屋敷を構え、誠一郎との同居生活が始まっていた。
いつか元の世界に帰る日のことを考えると、アレシュからの気持ちに応えることの意味も考えなくてはならない。
いつも冷静で感情を表に表さないセイさんなのですが、心を鷲掴みにされるようなきゅんな言動をするアレシュを可愛いと思い、実は全てを欲しいと思っているのです。その心の変化は分かりづらく、仕事ばかりしているような???
その後も教会での騒動で魔力酔いをおこし入院したり、聖女が王子と共に教会内に市民のための学校を開くのを手伝ったり、と忙しく過ぎていきます。
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北方にある寒い国、エゴロヴァ。寒い国ならではか魔導師が多く存在し、魔法では最先端の国。第3王子がロマーニ王国を訪ねてきた。目的は”魔法””婚約”などあったが、まずは様子を見にきた様子。
元の世界に帰れるようロマーニでも転移魔法の研究を進めている最中であり、技術を学ぶ機会を得ることに誠一郎は喜ぶ。そして、様々な資料を作り把握している人物ということで重要な人員に選ばれる。
いつも冷静沈着で何が必要かわかっている誠一郎に興味を持った第3王子のラーシュ。誠一郎はとにかくモテるのです。
アレシュは誠一郎をつなぎとめておきたくて婚約の証を(無断で!)身につけさせたり、それが元で実家に呼ばれたり、エゴロヴァとは別の関係を持ったり、と忙しい日々を過ごします。
3巻は2人でいる時間が少なかった、かも。それでも誠一郎から愛情をぶつけるシーンもあり、萌えでした。
転移魔法がうまくいったのか、誠一郎は帰ってしまうのか、どんな決断をしたのでしょうか。とにかく。。。アレシュを深く想っていることは確かです(^ ^)
とても読みやすく、異世界に身を置いている気分になる楽しいお話でした!
大橋キッカ先生のイラストもステキ✨表紙で2人の変化が描かれています。3巻では指輪はめてる〜(*≧∀≦*)