45歳からの腐”活動

主にBL本の読書感想を書いています。たまにソロ活も。

木原音瀬先生 ①

こんにちは。八櫻🐰です。

ブログの書き直しや整理が中途半端なのに加え、OSが古い自分のパソコンではてなブログが使えなくなり…更新が滞っております汗

 

本日はいつもと趣向を変えて、一人の作家さんにスポットを当てます。

わたしの愛してやまない『木原音瀬』先生です!

お恥ずかしながら今まで存じ上げなかったのですが、どなたかのブログで『BL小説家と言えば知らない人はいないほど。代表作“箱の中”は「BL界の芥川賞」と称されたこともある。』と紹介されていました。

わたしの腐アンテナがびびびと震え、まずは箱の中から読書開始、となリました。

 

fu2katsudover45.hatenablog.jp

 

 

ここでお詫び?というのか。どう言ったらいいかわからないのですが、木原先生の本は数冊図書館でも借りられます。まずは図書館の本から読む事に。

もう廃盤になっていたり今では見られないイラストであったりと、20年前の本に触れる機会を楽しんでいます。(作家先生方は購入して欲しいとお思いですよね汗)

昨今は電子書籍化が進んだから?作品によるのかな?BL的な所蔵は少なくなっているようです。ぬぬ、残念😢

 

①セカンド・セレナーデ

・高校生(明智)×教師(砂原)

・砂原に好意を抱いていた明智の同級生(掛川)大学生×サラリーマン(橋本)

 学生と生徒。ノンケが惹かれていく、2つの物語。

 掛川くんのお話は引き込まれる面白さがありました。

セカンド・セレナーデ (ビーボーイノベルズ)

 

②センチメンタル・フレンド

整形外科医(小田)×ヒモ(田所)

 小田の執着が怖すぎる!痛い😖

センチメンタル・フレンド (ビーボーイノベルズ)

 

③LOOP

大学生(州崎)中にいる宮澤×大学生(有田)宮澤が好きだった女性”文”の生まれ変わり

 これもひどい執着!!

 州崎と共生していた宮澤。前世で好きだった文を見つける。

 有田に文の記憶はないが、体を重ねていくうちに思い出して拒否してしまう…

 宮澤は本当にひどい男でした。腹の立つくらい! 

 

④こどもの瞳

記憶をなくし中身が子供になった兄(仁)×妻を亡くした子持ち、弟(岬)

 兄弟ものは若干抵抗があるのですが、、、問題なく読めました。

こどもの瞳―イノセント・ラブ (ビーボーイノベルズ)

 

⑤情熱の温度

高校生(吉川)×教師(泉野)

 泉野は暗く自殺願望があり、縁のある吉川が助けているうちに、、、

 吉川くんは、泉野先生がこちらを向いてくれるまで、何年も待ち続けます。

情熱の温度 (アイスノベルズ)

 

⑥WEED

妻と娘を事故で亡くしたランナー(岡田)×遊び人の外科医(若宮)

 男を強姦するために、同僚と共謀して岡田をホテルに連れ込む。

 不思議な関係から始まる2人。最後はラブラブに。

 

⑦黄色いダイヤモンド

厳しく口うるさいリーマン(上岡)×勉強できないけど優しい、子持ち(勇)

 幼なじみ。勇は両親に子育ても教育もされず、学校も中途半端にしか出なかった。

 上岡は唯一の友達。上岡の気持ちは知らないまま勇は結婚し、子供ができる。

 やがて妻が死に息子と2人の生活。それを支える上岡。

 ちなみに後半は息子俊一が中学生になってからのお話も入っています。

 あとがきに木原先生は”なんでもないお話”と書いていらっしゃいましたが

 私は好きな作品の一つです。

黄色いダイアモンド【イラスト入り】 (ビーボーイノベルズ)

 

⑧眠る兎

高校生(里見)×教師(伊藤)

 出会い系の手紙から始まる恋。ゲイの人を見たいといういたずらで手紙を出す。

 きっかけはひどいものだけど、好きになってからはお互い一途でいい話。

 最後は養子縁組まで話が広がり、まだまだ続きが読みたい作品です。

眠る兎 (幻冬舎ルチル文庫)

 

ざっと4ヶ月でコツコツ読み進めた作品たちです。 

木原先生の作品には、”嫌なやつ”が出てきます。

人間の嫌な部分や醜い部分がたくさん描かれています。それは読み手にとって苦しい時もあるけれど、ホッと安心する時でもあります。あーこんなわたしでも生きてていいんだなって。みんなそういう部分を少なからず持っているよね、と。

男前だけど性格はひどいとか、BL界ではあまり巡り会えないので新鮮です。

 

もう少し、一般文芸も含めて図書館のお世話になろうと思います。

早く全部読みたい!って欲はありますが、読書に時間がかかるので、焦らず読み進めていこうと決めました。読んだら終わっちゃうから笑ゆっくりぐらいがちょうどいい、かな🙂