45歳からの腐”活動

主にBL本の読書感想を書いています。たまにソロ活も。

木原音瀬先生 ②

こんにちは。八櫻🐰です。本日は木原音瀬先生の2回目。

またまた図書館本のまとめです。(これでほぼ読み終わりました)

 

fu2katsudover45.hatenablog.jp

 

 

美しいこと (講談社文庫)

寛末(33)×松岡(28)

同じ会社で勤務している同士。面識がないまま、松岡の趣味“女装”中に2人は出会う。

女装姿の松岡に恋をする寛末。メールでのやり取り、会っても筆談。葉子さん(偽名)が好き、と何度も告白をする。

松岡も騙しているとはいえ、心優しい寛末に惹かれていく。

いつか本当のことを話さないといけない。。。

 

自分の身元を暴露してからの2人の思いは、心臓をギュッと掴まれるような気持ちになりました。

ここで終わっちゃうの??というくらい先の気になる終わり方。とKindleで続編を見つけたので、舞い上がって即購入!!こちらはまだ読めていないので今後の楽しみです!

美しいこと 2: 愛しいこと (Ripika novel)

美しいこと 3: 愛すること (Ripika novel)

 

秘密 【講談社版】 (講談社文庫)

充(24)×啓太(21、大学生)

小説家を目指しながら思うように創作が進まない啓太。劇団員の先輩で恋人の柳沢(♂)はそんな啓太を面白く思わないのか、日々なじるように。体の関係もただ性欲を吐き出すためだけで愛情は全く感じない。

我慢の限界を超えた啓太は、柳沢を殺しその死体を冷凍保存するために業務用冷蔵庫を購入。

「あの死体の入った冷蔵庫の、無機質な音の響くアパートに帰りたくない…」と訪れたゲイバーで充と出会う。

充はとても優しく包み込むように接してくれ、帰りたくない啓太を何日でも体の関係も持たずに泊めてくれる。充は読み書きに障害のあるディスレクシアだった。

 

充の愛情がとても暖かくて、優しい気持ちになります。読み書き困難なディスレクシアは初めて耳にする障害で、世の中には知らないことが山ほどあるなと感じました。

これが原因で優秀な父親からは疎まれてしまうのですが、母親や兄弟の家族愛も描かれていて良かったです涙

2人が寄り添い、幸せになって良かった!

 

嫌な奴 (講談社文庫)

三浦×杉本

同級生。幼馴染。

杉本は、気に入らないと人に手をあげる自分勝手な三浦が大嫌い。癇癪を起こすと手に負えないから表面的に付き合う。

俺も三浦のこと親友だと思ってるよ。そんなこと一欠片も思っていない、早く三浦から解放されたい。離れたい。

 

杉本は一見優しい人だけど、ここまで拒絶しながら離れないのは、いい人でいたいから。って、もうこれは誰が?どっちが?嫌な奴なんだろう?と考えさせられました。

そして、みんな誰しも“嫌”な部分は持っているものだと思いました。

杉本視点で描かれているため、読了は無理か?というほど杉本の気持ちが辛くて。でも途中から嫌な奴の正体が分からなくなって、ねじくれたような気持ちで最後まで読みました。

 

上記、一般文芸として出版されています。が、BL的要素を含むものとしてまとめました。

下記は含まないものとなります。

 

罪の名前 (講談社文庫)

4編のオムニバス。

初めてかも、女性だけのお話。それも含めて、なんともむずむずする話ばかりでした。

読書中に顔をしかめたり、思わず「えっっ」と声が出たり。様々な“罪”の形を見せてくれました。

 

ラブセメタリー (集英社文庫)

視点が変わりながら、一冊を通して“小児生愛者(ペドファイル)“について。

世の中知らないことが多くあると再確認しながらの読書でしたが、これもまた複雑な気持ちの読後感。

良い悪いの話ではない、個性とも捉えることができるけれど、犯罪として扱われる…『普通』ってなんだろう?と考えさせられました。

 

捜し物屋まやま (集英社文庫)

登場人物ほぼ男性!弁護士、宿なし、警官、作家にイタコ。回を重ねるごとにどんどん仲間が増えていくのですが、それぞれ個性があって面白い。

仲が良く、みんなでたむろしている場面は読んでいて癒されます。私も仲間に入りたい!!

3巻ももうじき読めそうです😊

表紙から2人の関係性が垣間見える!3巻はにほわせラブ❤️有ですか⁉︎

 

捜し物屋まやま (集英社文庫)

捜し物屋まやま2 (集英社文庫)

捜し物屋まやま3 (集英社文庫)

 

 

コゴロシムラ (講談社文庫)

ミステリーだけどどこか温かい気持ちになる作品。(におわせ有り)

社会問題も扱っていて、フィクションだと決めつけられないと感じました。人間はやることも言うことも自分本位な生き物です。

 

この本の表紙、中村明日美子先生のイラストも素敵すぎ✨目を奪われました。

コゴロシムラ (講談社文庫)

 

 

木原先生の著書は、知らない世界を切り拓く影響力のある作品ばかりです。これからも読み続けます!

今後は購入となりますが、できれば紙本で揃えたいな、と思っています。木原先生に限らず小説は本で読みたい(о´∀`о)

電子書籍はマーカーできたり辞書機能があったり、文字の大きさを自在に変えられたり。何よりかさばらなくていいのですが、紙の手触りが好きなのと、目の保養のために〜。

 

木原先生の作品はまだまだたくさんあるので、一生の楽しみにします♡

 

 

 

殺しのアート 1〜2(ジョシュ・ラニョン)

こんにちは。八櫻🐰です。本日は初の海外ものです!

既刊4巻、本日は2巻までの感想、いきまーす。(9月に5巻発売!!)

殺しのアート(1) マーメイド・マーダーズ (モノクローム・ロマンス文庫)

殺しのアート(1) マーメイド・マーダーズ (モノクローム・ロマンス文庫)

FBI捜査官で美術犯罪班 ジェイソン・ウエスト(33)

行動分析官  サム・ケネディ(46)

 

冷たく人を寄せ付けないケネディ。ある事件で彼とバディを組むことになったジェイソン。

会話も少なく、事件に関してどう考えているかも掴めない。その上自分は信用されていないと感じ、ムキになってしまう。

2人が捜査するのは、どうやら10年前に起こった悲劇と関係しているかもしれない。

10年前、その事件で幼馴染を失ったジェイソン。犯人をあげたケネディ。今回その時を思わせる“人魚のチャーム”が死体から見つかる…

 

ムキムキでガッチリした体、年齢もケネディは40代半ば。海外っぽい設定もまた魅力👀

お互い距離を取っていて、一体どこで気に入った?と思うほどケネディはそっけないです。仕事とはいえずっと一緒にいると情も湧くということでしょうか。

2人が激しく抱き合うシーンはぐっときました。

 

サスペンスなのでネタバレにならないようにしますが、最後はんんん、そーなの?と割合とあっさりした結末でした。(この言動怪しい?とか犯人を想像しながら読むのが好きなのですが、ビンゴ!当たりました〜〜✌️)

 

殺しのアート(2) モネ・マーダーズ (モノクローム・ロマンス文庫)

殺しのアート(2) モネ・マーダーズ (モノクローム・ロマンス文庫)

 

殺害現場に残されるモネ似の絵。1巻の後、8ヶ月後の再会を果たす2人。

それまで頻繁でなくても電話やメールのやり取りをしていた2人は順調に関係を続けていて、デート(1巻の最後に“デートしたい”って約束したから!)を心待ちにしていたのに。なぜかとても態度の固いケネディ

ジェイソンは自分が怒らせたか?と悩み、どうして距離を取ろうとしているか聞いてみるがはっきりした答えはない。

FB I捜査官として仕事を進めるだけの関係になってしまった。。。

 

かなりのモヤモヤです😤1巻でいい関係になって終わっただけに、なぜ??と思わずにはいられませんでした。

この関係は続けられない、とケネディは言うけど、ジェイソンは諦めきれなくて。なのに他の人とも関係を持ったり。んもーーーどゆこと!?

 

内容としては物語に重きを置いていて、ひやっとするサスペンスの部分も魅力的です。

行きつ戻りつ、頭と心は反比例。。。やっとのことでくっついた2人。最後は甘々で幸せに♡今後はもう少し進展した間柄に…なってくださいね、お願いします!!

ケネディの『たまらんな』てセリフ、萌えます。冬斗先生の翻訳も素晴らしいです!

 

2巻の犯人予想は外れましたっ😭その上、関係者が殺されたって書かれてるのに、この人は殺されないでしょ?絶対誰かの身代わり!とか期待したけど、それもハズレました。うぅ。

海外だから難しい部分もあるけれど、場面を想像しながら読み進めるのも小説の魅力ですね。

 

 

 

 

 

2023上半期ベストー漫画

こんにちは。八櫻🐰です。

本日は、2023年上半期に『読んで良かった漫画本』をご紹介します。ほぼ既刊です。

年代も系統も様々。うん、この作品好き😊という、完全自己満足の世界で感想書かせていただきます!(敬称略)

 

ワンルームエンジェル【電子限定特典付】 (onBLUE comics)    はらだ

とにかく、不思議で奇妙な読後感(°▽°)  やるせないような、切ないような。

はらだ先生の作品は独特で、まずこれから読んだら衝撃だよね、とどこかで聞きました。その通り、寝れなくなっちゃいました!

えちシーンはないですが、最後は幸せになれて良かった、と思いました。

 

ブルースカイコンプレックス【電子限定特典付き】 (MARBLE COMICS)     市川けい

高校〜大学、同級生カップルの成長物語。8月に9巻が出るそうです!

相手が好きで好きでしょうがない、嫉妬に心配、冷静でいられない。男性同士の悩み。家族、将来。

BLによくある題材なんだけど、この作品は惹きつけられる魅力があります。2人の心情も共感できるし、周りのお友達もみんな可愛くて魅力的。途中から絵の雰囲気が柔らかくなるのも好きなところ。

 

悪癖 【電子限定特典付き】(1) (バンブーコミックス 麗人セレクション)     イイモ

こちらの作品もエンジェル同様、なかなか手応えのある内容で読み手を選びそうです。

いやほんとね、奥が深くてついていくのがやっと。というのも4巻一気読みしなかった自分が悪いのですが。内容を咀嚼して読むとより楽しめると思います!

最後には誰が悪者か正気かわからなくなり、ここまでして深く相手を思いやれる2人に脱帽。

 

鬼上司・獄寺さんは暴かれたい。【コミックス版】 (MARBLE COMICS)     あらた六花

とにかく下着が…セクシーで萌えます♡鬼上司が可愛らしく恥じたり、年下イケメンに心も体も開かれていくところがたまりません。

 

俺のアオハルは渡さない【SS付き電子限定版】 (Charaコミックス)     加藤スス

高校生カプ。アオハル=青春。若いゆえの初々しさが表現されていて良かったです。

スス先生の「24hオチないkiss」も好き!

 

≠ ノットイコール(1) (スーパービーボーイコミックス)     池玲文

タイムリープ、近親もの。近親は抵抗がありますが、この作品は細部まで描かれていることで心情が掴みやすく、2人が離れてほしくない、と思いました。

 

既婚者ですけど、何か? (ダリアコミックスe)     桐乃まひろ

いやほんとに既婚者なんです!可愛らしくてちょっと抜けてる奥さんがいて、政略結婚なんだけど、体の関係がなくてもそれなりに仲が良くて。

1巻は妄想のみ。これもまた面白かったです。最後は奥さんも幸せになって良かった!

 

いびつなボクらのカタチ(上) (Charaコミックス)     見多ほむろ

子持ち、音楽。この2つも少し抵抗があります。しかしこの作品は話がしっかりできていて、子どももちゃんと生かされているし、ほろっときて優しい気持ちになれるお話でした。

 

気まぐれなジャガー (1) (arca comics)     ウノハナ

不朽の名作より。

これまた音楽もの。さすが名作だけあります!不思議な関係の2人が音楽でつながって苦労して。学生〜30代までの経過も良かった。

 

そんなに言うなら抱いてやる【単行本版(電子限定描き下ろし付)】 (moment)     にやま

にやま先生作品の中でも群を抜いて好き♡個性がしっかりしていて、“きもい”って言われる設定もいいです。

リーマンものはワクワクします。

 

11 特装版 ピンクハートジャム【電子限定描き下ろし付き】 (ドットブルームコミックスDIGITAL)     しっけ

またもや音楽もの。結構際どい設定でしたが、とにかく画がきれい。魅力的。

 

12 ロスタイムに餞を【電子限定かきおろし漫画付】 <デジタル修正版> (GUSH COMICS)            ココミ

コレ、一番好きかも。

別れるところから始まるってあらすじに書いてあったけど、その別れも曖昧で答えが出せない。相手に流されて関係を続ける。キッパリ心を決められない。

そういう葛藤は男女問わず世の中ではよくあることだな、と深く共感しました。

BLは主に『今までの恋愛はうまくいってなくて(あるいは初恋)、やっと会えた特別な相手とラブラブになる』という設定がほとんど。でもこの作品は、別れを考えたことで自分と向き合い、相手のいい所を見つけ絆を深める。きっとこの2人ならこれからもずっと2人だ、って思えました。

読後感も今までにないものでした。

 

13 同級生[完全版] (EDGE COMIX)     中村明日美子

言わずと知れた名作。やっと読めた。

とても良かったです♡まず佐条くんと草壁くん、2人が好き。読んでいて胸がきゅぅぅぅってなった。甘酸っぱい気持ちになりました。本で読みたいな。

そして迷わずサウンドも購入。初❣️

 

14 理解できない彼との事【電子限定特典付き】 (バンブーコミックス Qpaコレクション)     碗島子

碗先生初めまして、でどハマりの作品。

ちょっと変態で変わってて一途で。やることもぶっ飛んで面白怖いw

お父さんの話も良かったなぁ。

短編ですがどの話も充分楽しませていただきました😆

 

2023年1〜6月

漫画ー170冊、小説ー35冊

下半期はどんな作品に出会えるかな。小説もたくさん読んで、ブログの更新も積極的にやりたい、、と思っています。

 

 

はじめてのBL展

こんにちは。八櫻🐰です。

本日は先日訪れた『はじめてのBL展』の感想です。

大型の幕



こちら、5/20〜7/16 まで角川ミュージアムで開催されました。

まず入り口に↑の大きな幕。うっとり〜〜〜(入場後も🚫以外写真🆗でした)

入場するとすぐ、映画やドラマなどの映像がありました。

BL年表をざっと見た後、Juneコーナーへ。雑誌以外にも竹宮惠子先生の画がたくさん展示され、こちらもうっとり。

歴代June

(やだっジルベールとセルジュが光ってる💦オーギュ顔色…)

竹宮先生はじめ、吉原理恵子先生やごとうしのぶ先生のコメントもありました。

加えてJuneでもコーナーを持たれていた中島梓栗本薫)先生の生原稿の展示もありました。大変貴重な物を拝見でき幸せでした。

で、このあたりで、、、50年の時を経た作品を前にして感極まり涙が出そうになりました。想いの詰まった作品、“好き”と真正面に向かい周りの理解を得ようと奮起した人たち。心が震えました。

 

歩みを進め…同人イベント関係、雑誌の変遷。手に取れる作品もいくつかあり、BL or非BLを作家先生ごとに読み比べできるコーナーもありました。

中村明日美子先生の「同級生」と「王国物語」をパラパラ。う〜明日美子先生の画、心の底から感動。好き❤️

 

そして、今回の展示で圧巻だったのが年代で変化する表紙の変遷。

BL書籍表紙の変遷

電子書籍を購入することが多いため、この展示は尊すぎました。マスクしておいて良かった。ニヤニヤが止まらない🤭

これ、あ、それ持ってる、あれ欲しい!やっぱ本、良い!!なんて独りごちながら。

素晴らしいと感じたのが、漫画も小説も混ぜこぜなところ。絶妙なチョイスに唸りました。

 

この後、書籍や雑誌の読書コーナーもあり、しばし休憩。もっといたいけど、ランチも食べたいしマンガ・ラノベ図書館も行きたい。グッズも買いたい。

名残惜しい気持ちを抑えて会場を後にしました。

ちなみに図書館はラノベBL作品はありましたが、ナント木原音瀬先生の1冊しか置いてなかったんですぅ。どゆこと??角川だから??時間なく読めませんでしたけど、ね。ぶぶっ。

 

ランチにおやつ🍠も充実。建ち姿も秀逸で素敵な空間。大満足で家路につきました。

また行きたいな ♪( ´▽`)

角川武蔵野ミュージアム

 

 

 

 

♫コラボカフェに行ってきました

こんにちは。八櫻🐰です。

本日は『コラボカフェ』へ行ってきました、というお話です。

初参戦ってこともあり、興奮の早起き。うとうとにまにま。

 

まずはここに至るまでの経緯を簡単に記しますと、”コラボカフェ”存在を知ったのは4月。調べると色々出てくるではありませんか!過去にこんなカフェやってたんだ、今はこれかぁ〜などと物色していると、、、大好きな作家先生のコラボカフェが7月に開催される、との情報をゲット。

しかし…かなり人気がありそうで予約がいつ始まるかもわからない。いきなり行っても思うように立ち回れないのでは?そうだ、まずは経験しよう。なんとちょうどいい日程で興味をそそられるのがあるではないですか!

そこからは、迷わず予約。そして関連作品を読み進め…あっという間に当日がやってきました。

 

コラボカフェ猛者の情報から、

①小物入れ必須

②特典などもらった際に濡れないような小袋

③注文にかかる時間、特典のもらい方

④写真のタイミング

などなど。

あたいは書類用クリアケース(100均)を持参。そしてここで役立つとは!一眼レフカメラを携え、いざ出陣。

 

お二人連れが多い印象。自分のようなソロも半数ほどいたかな?

入り口で予約と身分証の提示。席は決められていました。カフェメニュー、グッズ共QRコードから注文。(並びで注文ではないので、待ち時間なし。”2点まで”や”食べ終わってから”という制限も特になく、自由な形式だったと思う)

ただしカフェメニューは50分以内に注文(知らなかった!2杯目飲めてよかった!)。

キャラくるラテ

(↑↑『かりそめビッチ南くん:栗原かな先生』 高根くん)

可愛らしいタッチがなんとも言えずきゅん❤︎ですが、イベント用の衣装に身を纏い、いつもと違う絵柄に、、、えーと誰だっけ?と固まる。。。

ぶつぶつ独り言をいい、かわいーーーとにまにま😁し、ソロ活を満喫。

 

スマホと一眼で写真を撮ったのですが、どーにも照明の具合でパネルに椅子の影が映り、檻の中にいるみたくなった。う〜んこれはどうしようもないのかな。

あと、食事の前に撮影会をしたけど、食べ終わったくらいに席を立った方がいい印象。終了間近になると皆さん席を立つので、カウンター席にある作家先生直筆サインの展示も撮れました!

等身大パネル

(↑↑『ケダモノアラシ:黒井モリー先生』 やーんかわいいこども達が檻に閉じ込められているよう(−_−;)

サイン入りパネル

(↑↑『キミの撫で方躾け方:かさいちあき先生』 カウンター席に人がいたら撮れない)

こちら、期間中に先生方が来られた時のサインで、こーんなにたくさん書いてくださって、それが拝めて得した気分☆

 

来店記念のペーパー、カフェメニュー注文時特典のコースター、グッズ。これらを(汚れる前にw)クリアケースに保管!

初めての参加でも十分楽しめました!

 

反省点:

1、あとプラス100円ほどの支払いがあれば、もう一つ特典が加わりますが?と会計時に言われ、迷ったもののお断りしてしまった。何がもらえたのだろう、、、今更きになる。

2、各先生方にメッセージを送れる箱があったのを途中で失念して、帰り際に気づいたものの諦めた。んん、恥ずかしがらずに、まぁいいかと思わないようにしよう。

 

今日はとてもいい経験ができました〜。とおっても楽しい時間でした。また行きたいー♡

以上、初参加コラボカフェレポートでした★

 

 

木原音瀬先生 ①

こんにちは。八櫻🐰です。

ブログの書き直しや整理が中途半端なのに加え、OSが古い自分のパソコンではてなブログが使えなくなり…更新が滞っております汗

 

本日はいつもと趣向を変えて、一人の作家さんにスポットを当てます。

わたしの愛してやまない『木原音瀬』先生です!

お恥ずかしながら今まで存じ上げなかったのですが、どなたかのブログで『BL小説家と言えば知らない人はいないほど。代表作“箱の中”は「BL界の芥川賞」と称されたこともある。』と紹介されていました。

わたしの腐アンテナがびびびと震え、まずは箱の中から読書開始、となリました。

 

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ここでお詫び?というのか。どう言ったらいいかわからないのですが、木原先生の本は数冊図書館でも借りられます。まずは図書館の本から読む事に。

もう廃盤になっていたり今では見られないイラストであったりと、20年前の本に触れる機会を楽しんでいます。(作家先生方は購入して欲しいとお思いですよね汗)

昨今は電子書籍化が進んだから?作品によるのかな?BL的な所蔵は少なくなっているようです。ぬぬ、残念😢

 

①セカンド・セレナーデ

・高校生(明智)×教師(砂原)

・砂原に好意を抱いていた明智の同級生(掛川)大学生×サラリーマン(橋本)

 学生と生徒。ノンケが惹かれていく、2つの物語。

 掛川くんのお話は引き込まれる面白さがありました。

セカンド・セレナーデ (ビーボーイノベルズ)

 

②センチメンタル・フレンド

整形外科医(小田)×ヒモ(田所)

 小田の執着が怖すぎる!痛い😖

センチメンタル・フレンド (ビーボーイノベルズ)

 

③LOOP

大学生(州崎)中にいる宮澤×大学生(有田)宮澤が好きだった女性”文”の生まれ変わり

 これもひどい執着!!

 州崎と共生していた宮澤。前世で好きだった文を見つける。

 有田に文の記憶はないが、体を重ねていくうちに思い出して拒否してしまう…

 宮澤は本当にひどい男でした。腹の立つくらい! 

 

④こどもの瞳

記憶をなくし中身が子供になった兄(仁)×妻を亡くした子持ち、弟(岬)

 兄弟ものは若干抵抗があるのですが、、、問題なく読めました。

こどもの瞳―イノセント・ラブ (ビーボーイノベルズ)

 

⑤情熱の温度

高校生(吉川)×教師(泉野)

 泉野は暗く自殺願望があり、縁のある吉川が助けているうちに、、、

 吉川くんは、泉野先生がこちらを向いてくれるまで、何年も待ち続けます。

情熱の温度 (アイスノベルズ)

 

⑥WEED

妻と娘を事故で亡くしたランナー(岡田)×遊び人の外科医(若宮)

 男を強姦するために、同僚と共謀して岡田をホテルに連れ込む。

 不思議な関係から始まる2人。最後はラブラブに。

 

⑦黄色いダイヤモンド

厳しく口うるさいリーマン(上岡)×勉強できないけど優しい、子持ち(勇)

 幼なじみ。勇は両親に子育ても教育もされず、学校も中途半端にしか出なかった。

 上岡は唯一の友達。上岡の気持ちは知らないまま勇は結婚し、子供ができる。

 やがて妻が死に息子と2人の生活。それを支える上岡。

 ちなみに後半は息子俊一が中学生になってからのお話も入っています。

 あとがきに木原先生は”なんでもないお話”と書いていらっしゃいましたが

 私は好きな作品の一つです。

黄色いダイアモンド【イラスト入り】 (ビーボーイノベルズ)

 

⑧眠る兎

高校生(里見)×教師(伊藤)

 出会い系の手紙から始まる恋。ゲイの人を見たいといういたずらで手紙を出す。

 きっかけはひどいものだけど、好きになってからはお互い一途でいい話。

 最後は養子縁組まで話が広がり、まだまだ続きが読みたい作品です。

眠る兎 (幻冬舎ルチル文庫)

 

ざっと4ヶ月でコツコツ読み進めた作品たちです。 

木原先生の作品には、”嫌なやつ”が出てきます。

人間の嫌な部分や醜い部分がたくさん描かれています。それは読み手にとって苦しい時もあるけれど、ホッと安心する時でもあります。あーこんなわたしでも生きてていいんだなって。みんなそういう部分を少なからず持っているよね、と。

男前だけど性格はひどいとか、BL界ではあまり巡り会えないので新鮮です。

 

もう少し、一般文芸も含めて図書館のお世話になろうと思います。

早く全部読みたい!って欲はありますが、読書に時間がかかるので、焦らず読み進めていこうと決めました。読んだら終わっちゃうから笑ゆっくりぐらいがちょうどいい、かな🙂

 

朝日のあたる家 I〜Ⅴ(栗本薫)

こんにちは。八櫻🐰です。今回はシリーズもの。

朝日のあたる家〈1〉 (角川ルビー文庫)

朝日のあたる家〈1〉 (角川ルビー文庫)

人間というものは、なんと無力なのだろう。なんと無知でなんと思いあがっていて、なんと愚かなのだろう。

 

年末から1.5ヶ月で5冊、図書館で借り読み終わりました。以前感想を載せた『翼あるもの』の続編にあたります。

 

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森田透・トミー(33) ジゴロ、人生に期待していない。

今西良・ジョニー(32) 歌手。GS時代の大スター。

巽竜二 故人。透と付き合っていた俳優。良を好きになり殺された。

風間俊介(45) 作曲家。良を保護的に扱う。

島津(52) 敏腕プロデューサー。透と同居。

 

相変わらずジゴロの生活を続ける透。女にも男にも買われて食い扶持を稼ぐ。

数年の間に島津との関係性が変わり(以前はおもちゃのように扱われていた)、親友のような間柄になり同居していた。

島津は人を愛する信用するなどから最も遠いことのような人物であるが、透との関係はそういったくすぐったい感情を引き出されるものであった。

 

良は風間と同居中。良の周りも認めるところで7年を過ごしたが…お互いの精神的ストレスが最高潮に達し、良は手がつけられないほど暴れる。

風間もどうしたらいいかわからず、良が心を許している透を頼ることにした。

 

良は心も体も限界を迎える中、最初から透に憧れていてずっと好きだったと告白する。

普段は口数の少ない良も、透には全てを打ち明け蓋をしていた気持ちも何もかも話した。

透自身は、良を恨んで殺してしまいたいほどの感情があったはずなのに、裏を返せば憧れている相手だったと気づく。自分を好きだなんて、あの国民的大スターのジョニーに好かれるなんて、信じられない思いだった。

 

心が通じた2人は逃避行の旅に出る(体の関係をもちつつ)。芸能事務所も風間も、あとで何をされるか分からない相手を敵に回してまで逃げたのは、良のどうしても貫きたい思いがあってのことだった。

それは…7年前、透の恋人だった巽を銃で打ち殺したのは自分だという事実。そのためにバンドのメンバーが犠牲になり自殺したこと。全てを明らかにするということ。

そんなことをしたら、せっかく想いが通じ合った2人はすぐに割かれてしまう、透だってイヤだ、行かないでくれ、と言いたい。だがそれをすることは事務所や風間と同じになってしまう。

 

最後は良の意思を尊重し東京へ戻り、すったもんだの末に透は島津に助けられた。良は警察へ。。。

——————

あらすじが長くなりました^^;

栗本先生はそれぞれの心情を細かく書かれていて、感情移入しやすく深く頷くシーンも多々ありました。会話が続く場面も多く「あのう…そのう…」というような台詞もあり、本当に目の前で話を聞いているような気分になりました。

 

よかれと思ってしたことが相手のためではなかったり、自分の思いを伝えられない苦しさだったり、でもやっぱり人と関わることが大切だったり。様々な思いを抱いた小説でした。

冒頭のセリフは透のもの。頭では知っているけれど愚かなことをしてしまう、自分のことが許せなかったり嫌いだったり。でも、人間というものは皆そういうものかもと思うと気持ちが安らぎます。

 

栗本先生の文章はそんな温かな気持ちにさせてくれました。もうお亡くなりになられ、代表作などは完結していないとのこと。

こちら朝日も『完』との表示はありましたが中途半端な終わりかたとも取れます。その後を書いた「ムーン・リバー」も出版されているようですので、そちらも手にとってみるつもりです。

本当に…完結しているのか知らん???

ちなみに番外編?「東京サーガ<矢代俊一>」シリーズも外伝も電書で発売されているようです。あらーいつ読めるかしら。

 

 

 

ムーン・リヴァー (角川文庫)

ムーン・リヴァー (角川文庫)

 

年末年始に読んだもの

こんにちは。八櫻🐰です。

2023年、あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします(*'▽'*)

今年もBLらい腐、楽しんでいきます!読書記録ものんびり続けて行く所存であります!

 

年末年始は久しぶりに家族で過ごすお正月となり、読書も傍に置いておりました。

ひとり時間を満喫していた12月中旬、1月に入ってからはぼちぼち読んだものをご紹介します。

(最近は図書館で借りることも多く、二週間の期限に慌てて読むこともしばしばです)

 

1、特別な友情〜フランスBLコレクション〜

 1800年代〜の作品。数名の作家、抜粋もあったが大変読みやすく、興味深かった。

 通信や交通網など、今では考えられないような生活に心を惹かれる自分がいた。

 ヴェルレーヌランボーの関係はドキドキした。

 

2、パブリックスクール

 半分ほど読み、寝かせ中。。。なぜか?先が気になるのに苦しくて。進まない。

 礼がイギリスに滞在して、日本での展覧会に出展するアーティストの交渉をするが。。。

 うまくいかないことだらけで切ない。いつになったら読み切れるだろうか。 

 

3、セカンド・セレナーデ、センチメンタル・フレンド

 木原音瀬先生の作品を、とにかくたくさん読みたい!

 20年ほど前の作品で時代を感じる表現もあるが、登場人物が魅力的⭐️

 そして飾らない”嫌な奴”が出てくる。あ、私も生きてていいんだって思える。

 

4、ドリアン・グレイの肖像

 オスカー・ワイルドの作品。きっとBLにハマらなければ一生読むことはなかっただろう。

 19世紀イギリスでは同性愛は処罰対象だったため、そのような表現は本文の中にはない。

 しかし、推測はできる。

 何よりワイルド本人が同性愛者だったそうで、ドリアンに自分を重ねているとか。

 文章は現代語訳でわかりやすいにもかかわらず…難しかった。

 

5、朝日のあたる家

グイン・サーガを読んだことはないが、耳にしたことはある。とてつもない長大な作品を書かれる栗本薫先生。今日のBLの礎とも言える作品で、4、50年前にこのような作品を書かれていたことに驚く。描写的にはソフトだが同衾シーンもある。

通信手段が固定電話のみ。そんなところにも惹かれた。

 

〜漫画〜 記憶に残ったもの、数冊

6、僕らのミクロな週末 丸木戸マキ

世界が終わるーーーー!その時人はどう行動するか?こんなことになったら自分はどう振る舞うのだろう。ありえない話ではないな、と考えさせられた。

 

7、「にやま」先生の作品

おまわりさんシリーズ。明るいキャラクターにほっこり。作品の雰囲気が好きな先生です。

 

8、ワンルームエンジェル はらだ

ななななな汗。すんごい読後感。この気持ち、どこに向かったらいいの?

このような作品は初めてで、はらだ先生も初めてで。”カラーレシピ”も読んでみたいような…今の所勇気が出ません。

 

9、ブルースカイコンプレックス 市川けい

なんか、よかった。お互いを大大大好きなのは他の作品と変わらないけれど、2人の考え方や生き方に共感し、かっこいいなと思った。

 

10、風と木の詩 竹宮恵子

愛蔵版を図書館で借りる。

この作品、本当に素晴らしいです!!上記にある栗本薫先生も影響を受けたそうです!(挿絵が栗本先生著の”翼あるもの”の表紙になっていた)

4、50年前の作品とは思えない。繊細な絵、少年たちの心理、絵も話も全く古さを感じない。

舞台は1800年代、フランスの田舎にある寄宿学校(男子校)のお話。

『特別な友情』をほのかに思い出しながら、2人の少年がそれぞれの思いを抱えながら幸せになっていく様を、痛々しくもありながら深く感動しながら読み進める。

何とも切ない辛い最後。“生きる”を考えさせられた。

カラーページの絵の美しさにうっとり🌱

 

 

以上、覚書でした。”朝日〜”はいずれ感想を書きます!

では、また🐰